特色ある教育・カリキュラム
本校では、総合的な学習の時間を各教科における学びの指導と評価のための探究の時間として位置づけ、個としての自己実現のためやよりよい社会づくりのための「フロンティアタイム」を行っています。
主体的で先進的な授業
自ら学ぶ授業は楽しい
「学ぶ心」が何より大切です。勉強が楽しくなければ「学ぶ心」は育ちません。自分から学ぶ授業は、受け身の授業よりもずっと楽しいものです。だからどの教科も受け身ではなく、自分から学べることを大切にしています。ICTを駆使してアクティブラーニングを促進し、次代の学習へ対応します。
総合的な学習の時間
本校の総合的な学習の時間では2つの取り組みを行います。協働を意識する「こらぼるアワー」。自分の好きなことを追究する「フロンティアタイム」。どれも本校独自の探究的な学習です。
フロンティアタイム
フロンティアタイムでは、生徒一人一人が自分の関心のある専門的な分野からテーマを設定し、探究活動に取り組ませることを通して、その手法を身に付けさせるとともに、各教科で学んだことの意味や価値を広げていくことをねらいとしています。報告会では、探究して学んだことや実感したことをもとに「ミニ授業形式」で発表させることにより、参観者とのコミュニケーションを試みさせます。
こらぼるアワー
こらぼるアワーでは、横断的・総合的な学習の課題に対して、協働して問題解決に取り組む経験をさせることで、よりよく問題を解決していこうとする資質や能力の育成をねらいとしています。主に、「ファインピックへの補助員としての参加」を中心とし、学校行事や道徳、学活などとの関連を図り、系統的に実践を行っています。
無言集中清掃
本校の掃除時間はとっても静かです。無言で取り組みます。先生や先輩がアレコレと指示をしません。だからこそ周囲を見て、必要なことを自分で発見する必要が生まれます。異学年合同の班で掃除区域を担当するので、後輩は先輩の姿を見て学んでいきます。
特別支援教育
特別支援学級を有する附属学校は全国的に限られており、心のバリアフリー教育や交流及び共同学習の推進に学校全体で取り組み、本校教育活動の一つの柱として定着しています。また、各地域の特別支援学校教員の指導力向上を目的とした研修講座を設けるなど、福岡県教育センターとの連携を図り、福岡地区の特別支援教育モデル校としての役割を担っています。特別支援学級の学習活動の特徴は、生徒が学習で得た知識や技能が他の授業場面や実際の生活の場で応用できるように具体的で体験的な活動を多く取り入れ、繰り返しの学習の中で少しずつもてる力の向上と定着を図っています。また、個に応じて教育効果が高い場合は通常の学級の中に入り、交流学級の生徒と共に学習を行ったり部活動に参加したりもしています。いずれの活動も卒業後の進路や将来の自立と社会参加をめざし、社会の中でたくましく生きる力を養えるように個に応じて必要な指導や支援を行っています。
特別支援学級
軽度知的障がいの生徒を対象としており、各学年の4組として北校舎を中心に活動しています。各教科の学習だけでなく、生活単元学習や作業学習など特色ある活動を行っています。福岡市中学校特別支援学級合同キャンプなど宿泊を伴う学習や商店街でのバザー、職場体験学習なども行っています。学校行事では通常学級との交流学習も行っています。
生活単元学習
特別支援学級では年間を通して、生徒の願いをもとにして、その願いを実現するため、みんなで話し合い、協力しあって、解決していく学習をしています。
天神校外学習
2つのグループに分かれ、公共交通機関の利用の仕方や食事のマナー、買い物の仕方の学習を行っています。
海の中道体験学習
3つのグループに分かれ、生徒達で園内で活動するプランを立てて遂行する学習を行っています。
宿泊学習
宿泊を伴う体験活動を通して、宿泊施設の使い方や荷物の整理の仕方、お風呂の入り方などの学習や文化理解につながる活動の体験を行っています。
職場体験学習
地域の方々に協力いただき、職場で働く体験活動を通して、働くための責任感や協調性、持続力などの働く力を高める学習を行っています。
作業学習
作業学習は大きく、木工、手工芸、クラフト、園芸があり、それぞれ安全で丁寧に、協力しながら作業を行っています。また、製作・生産したものは、「商品」として販売しています。